大阪府八尾市立中学校で国語を担当している男性講師(43)が、3年生の学年末テストで生徒59人の答案を改ざんし、得点を水増ししていたことが、2月3日に発覚しました。


 八尾市教育委員会が同日、事実関係を発表しました。
 記号式の択一問題について誤答を消しゴムで消し、正しい回答に修正した上で○を付けていたといいます。返却された答案を見た複数の生徒が不審点に気づき、問題が発覚しました。
 動機について講師は「初めて3年生を担当し、テストの点数を上げたかった」などと話したといいます。
 しかしテストとはそもそも、生徒一人一人の学力の到達状況を図るものです。テストの点数を上げるために答案を改ざんするなど問題外です。
 一方で、テストの平均点がそのまま授業担当教師の評価につながるような風潮が仮ににあるとすれば、それは間違った風潮であり、是正していかなければなりません。
(参考)
◎講師が答案改ざん、得点水増し…生徒申し出発覚(読売新聞 2011/2/3)
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