さいたま市南区の認可外保育施設「けやき保育室武蔵浦和園」で2011年2月、昼寝中の女児(1歳7ヶ月)が死亡した事故で、両親は3月2日、保育士ら2人を業務上過失致死容疑で刑事告訴しました。


 告訴状によると、事故は2011年2月10日に発生しました。午後0時半頃から昼寝をしていましたが、この児童が午後1時半頃に目を覚まして泣き出したため、保育士が毛布などを掛けてうつぶせ寝で寝かしつけたといいます。保育士が午後4時過ぎに起こそうとした際に児童の異変に気づき、病院に搬送されましたが死亡が確認されました。現時点では死因は判明していないといいます。両親は「寝かしつけてから起こすまでの約2時間半放置していた」と指摘しています。
 告訴に当たって両親は記者会見をおこない、「事実を解明できるまで闘おうと思う」などと話したということです。現時点では事実関係については不確定な面もありますが、事実関係をできるだけ詳細に解明していくことが、遺族の心情という意味でも、また同種事故への対策という意味でも重要になってくるでしょう。
(参考)
◎さいたま・認可外施設女児死亡:両親が保育士ら告訴 業過致死容疑で /埼玉(毎日新聞 2011/3/3)
◎保育園副園長らを告訴  女児死亡事故 両親「解明まで闘う」(読売新聞 2011/3/3)
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