川崎市立中学校3年の男子生徒が2010年6月、友人へのいじめをかばいきれなかったことなどを苦にした遺書を残して自殺した問題で、横浜家裁川崎支部は3月3日、いじめ加害者の同級生3人を保護観察処分とする決定を出しました。


 加害者グループは自殺した生徒に対しても、生徒がいじめをかばったことを口実にしていじめの標的を向けていました。加害者グループの生徒4人が、自殺した生徒のズボンをおろすなどの暴力行為を加えたとして、当時13歳だった1人を除く3人を家裁送致していました。
 事件としては一つの区切りとはなります。しかしその一方で関係者の苦しみ・悲しみは続くことになります。せめて、このような事件の再発を防ぐために、社会的にできるだけ可能な対策をとれるようにしていくことが必要になってくるといえるのではないでしょうか。
(参考)
◎川崎・中3自殺:同級生3人に保護観察処分--家裁川崎支部決定 /神奈川(毎日新聞 2011/3/4)
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