東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で厚生労働省は、被災地の児童への心のケアをおこなう保育士らを現地へ派遣する方針を固めました。

 同省が3月18日までに呼びかけたところ、保育士112人や児童心理司など合計212人が志願する意向を表明したといいます。同省では週明けにも先遣隊として職員を派遣し、現地での受け入れ態勢を準備することにしています。

 今回の大震災では、保護者が死亡した震災孤児の存在や、保護者が安否不明になるなどして離ればなれになり避難所で孤独な状況に置かれている児童の存在が指摘されています。

 被災地では食料や水の不足、衛生状態の悪化や医薬品不足、燃料不足で救援物資搬送や暖房に影響が出ていることなどが指摘され、物理的にも生命に影響を及ぼしかねない危機的な状況だと聞きます。そんな中で心理的なケアについては後回しにされがちですが、物質的な支援とも並行して心理的なケアについても一刻も早く取り組んでいく必要があります。

(参考)
◎保育士ら被災児童の元へ=心の傷ケア、各地から200人超―厚労省(時事通信 2011/3/19)

◎Google『東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)』特設サイト (情報リンク集など)
首相官邸・東北地方太平洋沖地震特設サイト
日本赤十字社公式サイト
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