毎日新聞の調査によると、東日本大震災での被災を理由に転校を決めた小中高校・特別支援学校の児童・生徒が少なくとも1万1000人以上にのぼることがわかりました。

 岩手・宮城・福島の3県から在住県外に転校した児童・生徒は、判明しただけでも約7000人いたといいます。北海道から沖縄県までの全都道府県が被災地の児童・生徒を受け入れたといいます。新潟県・山形県や首都圏に転入する児童・生徒が多いといいます。

 また同一県内で被害の比較的少なかった地域への転校もあわせると、少なくとも1万1000人以上になるとみられます。一方で被災地の教育委員会は、震災での混乱を受け、震災の影響で転校した児童・生徒の数を十分に把握し切れてないということです。

 4月7日には各地で入学式や始業式がおこなわれました。新聞の地域版や地方テレビ局のニュースでは、被災地から他県に転入した児童・生徒の様子を紹介するニュースも目立ちました。状況が落ち着いたら元の地域の学校に再転入するにしても、またこのまま転校先の地域に落ち着くにしても、被災した児童・生徒が早く日常生活を取り戻せるよう願います。

(参考)
◎東日本大震災:転校1万1000人 県外へは7000人(毎日新聞 2011/4/7)
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