熊本県教育委員会の調査によると、インターネットのいわゆる「学校裏サイト」で、熊本県内の学校に関連する不適切な書き込みが、2010年度には前年度比で約4割減少していたことがわかりました。

 公立中学校・高校・特別支援学校計264校を対象におこない、171校・8526件の書き込みを過確認しました。2009年度は8月末からの7ヶ月間の調査で単純比較できませんが、1ヶ月平均で比較すると約4割の減少だということです。

 サイトやブログへの個人情報の過度な掲載が9割以上を占め、悪質な中傷などは56件だったということです。

 一方で会員制サイトなど外部から把握できないサイトも増加する傾向にあり、指導を徹底する方針にしています。

 悪質な書き込み自体が減少傾向にあるのか、それとも潜在化しているだけなのかについては、現時点では単純に判断できません。今後も状況を丁寧に分析し、不適切な書き込み自体を防げるようなネットリテラシー教育が必要になってくるでしょう。

(参考)
◎「学校裏サイト」の書き込み大幅減だが…(読売新聞 2011/5/7)
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