「新しい歴史教科書をつくる会」系の自由社教科書が、年表の盗用を認めお詫び文を関係先に送付していたことがわかりました。


 2010年度・11年度版の自由社教科書の年表が、東京書籍の2002年度版と酷似していたことが教科書関連団体などから指摘されていたものです。
年表盗用を「おわび」 つくる会系教科書出版社(しんぶん赤旗 2011/7/16)
 「お詫び」文書は自由社教科書編集室長の榎本司郎氏名で今月、中学校校長に出されました。文書は「ほぼ引き写しであることが判明」したと認め、東京書籍に訪問陳謝したと説明。教科書を使用している教育委員会や学校にお詫びと経過説明をするとしました。一方、盗用の経過は「当時の作成担当者が2年前に退社しているため」確認できないとし、年表自体には誤りはないので「学習上の支障はない」などと記載しました。

 2011年度版でもほぼ同様の年表が使用され、速やかに訂正するとしています。自由社教科書は内容の異常さもさることながら、内容以前の問題としてこのようなことを起こしているのだから、どうしようもないでしょう。
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