北海道遠軽町立丸瀬布小学校6年の女子児童が2008年に自殺したのは担任の女性教諭の「行きすぎた指導」が原因だとして、両親が町や北海道を相手取り約7800万円の損害賠償を求めて訴えた訴訟の第1回口頭弁論が10月31日に札幌地裁で開かれました。被告側は全面的に争う姿勢を示しました。

担任教諭は5年次の担任で、夏休みの宿題の間違いを執拗に指摘されてやり直しさせられたり、音楽の楽器の練習で1人だけ残されたりなどの「指導」を受け、それを苦にして自殺したとしています。6年に進級した2008年4月、始業式の直前に自宅でに自殺したということです。

訴訟に訴えざるをえないほどになるということは、相当激しい「指導」があったのではないかということが推定できます。小学校だから「行きすぎた指導」と表現されるものの、職場ならパワハラ・大学ならアカハラといわれるレベルの激しい行為があったのではないのか、早期の全容解明が望まれます。

(参考)
◎遠軽小6自殺訴訟町側は争う姿勢初弁論原告「担任選べぬ」(北海道新聞 2011/10/30)
◎小学生自殺訴訟 裁判始まる(NHK札幌 2011/10/30)

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