神戸市教育委員会は10月末までに、市教委に提出された「体罰報告書」について、学校名と校長氏名を公開することを決めました。

同種の開示をめぐる問題では、馬場健一・神戸大学教授(法社会学)が兵庫県教委に対して開示を求めた問題で、「開示妥当」の判決や、兵庫県の審議会が開示相当と答申したことなどを背景に、兵庫県については学校名や校長氏名を公開することになりました。

政令市の神戸市でも、兵庫県に準じる判断がされたことになります。被害児童氏名と所属クラス・加害教員氏名については伏せられます。

加害教員の氏名について伏せる必要はないという点は不十分と感じますが、情報公開という意味では一歩前進だといえるでしょう。

(参考)
◎体罰報告書の学校、校長名神戸市教委も公開(神戸新聞 2011/11/16)

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