新潟県立新津高校1年の野球部員が練習の一環で校外をランニング中に熱中症で倒れ、翌日になって遺体で発見された事故で、校長が8月1日に記者会見し、顧問教員らがランニング終了後に部員を十分に確認していなかったことを明らかにした。

 事故当日の7月28日には、コースの途中に給水所を設置していたという。給水所では生徒の姿か確認されていた。

 ランニング終了後校内の確認では「みんないるか」と呼びかけただけで、各部員の名前での点呼はしておらず、この部員がいないことには生徒含めて誰も気づかなかった。

 翌日になって「子どもが帰宅しない」と家族から学校に連絡があり、初めて異変に気づいた。部員を含む学校関係者や警察が捜索し、コースの死角で倒れていたこの部員を発見したが、すでに死亡していたという。

 点呼方法が不十分だと言わざるをえない。今後再発防止策が検討されなければならない。

(参考)
◎野球部員死亡、「みんないるか」だけだった(読売新聞 2012/8/2)
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