静岡県函南町立函南中学校で2010年6月、当時1年生だった柔道部員の男子生徒が練習中に脳挫傷で死亡した事故で、静岡地検沼津支部は7月31日付で、業務上過失致死容疑で書類送検されていた顧問教諭(46)を嫌疑不十分で不起訴処分にした。
「具体的予見、回避可能性が認められず、教諭の過失を認めることは困難」と判断したという。
事故は2010年6月27日に発生した。事故から約1ヶ月半前の2010年5月8日、この生徒は練習中に頭部を強打して入院加療を余儀なくされ、激しい練習を避ける条件で練習再開を許可する診断が出たばかりだった。学校側は、この生徒について受け身を中心とする練習メニューとし、畳の上にマットを敷き、投げる際には頭を打たないよう注意させていたという。
この手の事故では、刑事事件として個人の過失を認定することは困難なのかもしれない。その一方で、事故の経過を詳細に明らかにして、再発防止策を検証していくことが重要になってくる。
「具体的予見、回避可能性が認められず、教諭の過失を認めることは困難」と判断したという。
事故は2010年6月27日に発生した。事故から約1ヶ月半前の2010年5月8日、この生徒は練習中に頭部を強打して入院加療を余儀なくされ、激しい練習を避ける条件で練習再開を許可する診断が出たばかりだった。学校側は、この生徒について受け身を中心とする練習メニューとし、畳の上にマットを敷き、投げる際には頭を打たないよう注意させていたという。
この手の事故では、刑事事件として個人の過失を認定することは困難なのかもしれない。その一方で、事故の経過を詳細に明らかにして、再発防止策を検証していくことが重要になってくる。