愛知県春日井市教育委員会は9月25日、市立中学校の男性教諭(26)が部活動の指導中に「体罰」を繰り返していたと発表した。今後当該者への処分を検討するという。

発表によると、教諭はバレーボール部の顧問。9月22日の部活動指導中、「気合を入れる」と称して女子生徒2人に平手打ちを加え、1人の腹部にバレーボールを投げつけるなどした。さらに9月23日には、練習試合中に別の女子生徒に平手打ちをした。

教諭は日常的に、部員がミスをすると「死ね」「クズ」などと暴言を浴びせて小突くなどもしていたという。

こういうののどこが「指導」なのだろうか。感情にまかせた暴力・嫌がらせ・虐待以外の何ものでもない。暴力を振るったり暴言を浴びせるなど、「指導」とは対極の行為である。

「体罰」があちこちで問題になっても、こういう異常な人物があとを絶たないことは、許しがたいことである。同種の事件を防ぐためにも、当該者には実名公表のうえで厳しい処分をするとともに、暴力は許さないという風潮を徹底していかなければならない。

(参考)
◎部活中学生を平手打ち、「死ね」「くず」暴言も(読売新聞 2013/9/26)

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集