埼玉県富士見市のマンションで、ベビーシッターに預けていた2歳男児が遺体で発見された事件で、死体遺棄容疑で逮捕されたベビーシッターの物袋(もって)勇治(26)は以前にもこの児童を預かった時に暴行を加えていた疑いがあることがわかった。


 母親がマスコミ取材に応じて証言している。
 母親はインターネットのベビーシッター紹介サイト「シッターズネット」を利用し、以前にもそこでコンタクトを取った物袋に児童を預けたことがあった。その際、帰ってきた時に児童の背中にあざがつくなどしていたという。
 しかし今回は、物袋は「山本」なる偽名で登録していたため、母親は以前の虐待シッターと同一人物とは気づかず、容疑者逮捕のテレビ映像をみてはじめて物袋と気づいた。母親は「物袋と気づいていたら預けていなかったはず。子どもに申し訳ない」などと後悔の念をにじませている。
 物袋は度々トラブルを起こして紹介サイトから退会処分になったものの、物袋は偽名を使ったりメールアドレスを変えたりして再登録していたという。
 預かる時に迎えに行く際は別の人物が母親と接触していることからも、計画的な犯行なのかもしれない。被害児童は司法解剖の結果、死因は窒息死と判明したという。
 被害児童本人が味わったであろう恐怖感や痛み、また母親や親族の方の気持ちを考えると、言葉もないほどつらい。事実を詳細に解明してほしい。
(参考)
◎「以前も男に預け、顔腫らし帰宅」と母親(テレビ朝日 2014/3/17)
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