横浜市教育委員会は市立小学校で、いじめや不登校などに専門的に対応する「児童支援専任教諭」制度を導入することを決めました。


 専任教諭は中堅からベテランの教諭が充てられ、授業を大幅免除されて生活指導分野に専従するということです。教諭が担当する授業は、非常勤講師を採用することで充てることになります。
 2010年度は70校に配置し、5年間で全346校に広げる計画だということです。小学校段階での専任教諭の配置は現時点では全国的にも珍しいということです。
 中学校段階での話になりますが、大阪府箕面市では同様の方法で生徒指導の専任者を配置したことで、制度導入前と比較して不登校が半減したという結果が出ています。
 近年は小学校段階でも生徒指導・生活指導の課題が深刻化していると聞きます。よりきめ細やかな指導をおこなっていくためにも、このような取り組みは一つの手法だといえます。
(参考)
◎小学校にも専任教諭(読売新聞・神奈川 2010/2/1)
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