愛媛県伊予市立郡中小学校で2007年、6年生(当時)の男子児童が校舎屋上の天窓から転落し重傷を負った事故で、当時校長だった男性(62)=定年退職=に業務上過失傷害罪で罰金の略式命令が確定していたことが2月12日までにわかりました。

 この事故では2009年9月、校長・担任の女性教諭・施設管理責任者だった副参事の男性(肩書きはいずれも当時)の3人を業務上過失傷害容疑で書類送検されています。担任・副参事は起訴猶予処分となっています。

 事故の事実経過はおおよそ以下の通りです。
当ブログ2009/9/12『天窓転落事故、校長らを書類送検:愛媛』より

 事故は家庭科の授業の際に発生しました。調理実習をおこなったのち屋上に上がり、完成した料理を屋上で食べようとしていました。その際に1人の男子児童が天窓に乗り、ガラスが割れて校舎内に落下しました。児童は左大腿部骨折などの重傷を負い、約2年にわたって治療したということです。


 刑事事件としての結果はともかく、学校安全という見地からはこの事故の教訓を分析し、同種の事故を予防していくことこそが重要です。

(参考)
◎採光窓から児童転落事故 元校長に罰金命令(愛媛新聞 2010/2/13)
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