脊髄性筋萎縮症1型で人工呼吸器・車いす生活を送っている3歳女児が、東京都立川市立保育園への入園を断られていた問題で、立川市は4月以降の仮入園を認める決定をしました。


 この児童はたんの吸引など医療行為を伴うケアが必要として、立川市は職員体制を理由に入園を断ってきました。一方で両親は入園を求め続けました。その結果、保護者が常時同伴する条件での仮入園を認められました。
 立川市は看護師を臨時採用し、8月まで保育やケアに問題がないかを見極めるということです。問題がないと判断された場合、9月からの正式入園が認められます。
 仮入園とはいえども、事態が一歩前に進んだことは喜ばしいことです。その一方で保育園入園に保護者同伴が条件というのは、考えてみれば奇妙な話です。もっと踏み込んだ対応を検討してもよかったのではないでしょうか。
(参考)
◎仮入園:たん吸引必要な明奈ちゃん、公立保育園へ 東京(毎日新聞 2010/2/25)
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