学校給食については近年「食育」の観点がいわれています。


 各地で食育の取り組みがおこなわれている一方、「変なメニューになっている」という指摘も依然としてあるということです。
 『読売新聞』2010年5月12日付『(1)奇妙な献立偏る栄養』が、2009年に出版された書籍『変な給食』を元に、給食メニューの問題点を記事にしています。
 記事によると、給食の献立について、同時に出されるメニューのミスマッチや栄養の偏りなどがあると指摘されています。食べ残しの少ない献立にしたいということが逆に砂糖や油の過剰使用などにつながっているという指摘もされています。
 一方で、栄養バランスについては数回単位で考えるために1回の給食だけを取り上げれば偏りが出るという点、学校栄養士は献立作成についての訓練をほとんど受けていない点なども指摘されています。
 地域差などもあるので一概にはいえない面もあるのですが、奇妙といわれるような献立や栄養バランスの偏りなどが日常的になっているのならば望ましくありません。関係者の研究によって、よりよい献立になっていくことが望まれます。
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