中央教育審議会(中教審)初等中等教育分科会が、学級定数の上限(現行40人)を引き下げることを求める提言を検討していることが、6月18日までにわかりました。


 現行では40人学級となっていますが、少人数化を求め、30~35人学級を軸に検討しているということです。文部科学省では2011年の通常国会で関連法の改正を目指すということです。
 新学習指導要領での学習内容過密化、いじめや不登校を背景にきめ細かい個別対応の重要性が増したことが検討の背景にあります。
 学級定数引き下げの問題はかねてから指摘されていたことであり、もっと早期に検討してもよかったのではないかという気もしますが、それでも学級定数引き下げに向けて動き出したこと自体は大歓迎だといえます。
(参考)
1学級30~35人で調整へ 中教審、少人数化を提言(共同通信 2010/6/18)
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