大阪府堺市立小学校4年生だった2007年当時、同級生からいじめを受けて障害を発症し転校を余儀なくされたとして、現在中学校1年の男子生徒と家族が堺市を相手取り、6月2日付で大阪地裁堺支部に約400万円の損害賠償を求めて提訴していたことがわかりました。


 報道などによると、被害児童は当時、同級生の男子児童から持ち物を隠されたり顔面を蹴られたりするなどのいじめを受けました。いじめを受けた直後に手足が発作的に動く障害を発症し、精神的な障害と診断されて入院しました。退院後もいじめを受け続け、転校を余儀なくされたということです。転校後には障害はおさまったといいます。
 また被害者側は学校側に対応を求めましたが、学校側が対応せずにいじめがエスカレートしたと主張しています。
 堺市教育委員会は現時点では「いじめがあったかなかったかも含めて、弁護士と相談して事実関係を明らかにしたい」とし、事実関係については保留しているということです。
 被害者側の主張通りならあからさまないじめ行為です。事実関係の解明と早期解決が求められます。
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