茨城県教育委員会は6月25日付で、部活動指導中の暴力で、茨城県立土浦湖北高校女子バレー部顧問だった男性教諭(42)を停職12ヶ月の懲戒処分にしました。教諭は同日付で依願退職したということです。

教諭は日常的に暴言や暴行を繰り返し、2010年5月27日には部活動指導中に生徒の顔面にひざ蹴りを加えて鼻の骨を折るけがを負わせました。
この教諭は生徒への暴力・「体罰」での処分は4回目だったということです。1997年に訓告処分、2004年と2006年にそれぞれ減給処分を受けています 茨城県教育委員会は体罰を繰り返した上、今回は行為が悪質だったことから、特例で重い処分にした懲戒処分では懲戒免職が最も重いが、他の自治体の処分もみて2番目に重い停職処分が妥当と判断したとしているといいます。しかし「特例」でも甘いというべきですし、「他の自治体の処分」は今まで甘いものだったので画期的な先例を作るべきでした。
このような人物は実名公表の上で懲戒免職にすべきでした。教員免許が残っていることで、また実名が公表されていないことで、暴力常習者であることを周囲の人間が知らないまま、何事もなかったかのようにどこかで教職を続ける危険性も捨て切れません。
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