『JanJanBlog』2010年6月30日配信記事に『おもてに出なかった4件目の《柔道》死亡事故』というものが掲載されています。


 2009年度に学校の柔道で発生した死亡事故は、青森県藤崎町立藤崎中学校(2009年5月)・兵庫県の私立日生高校(2009年7月)・滋賀県愛荘町立秦荘中学校(2009年7月)の3件が明らかになっています。この3件の事故については新聞報道され、新聞社の過去記事データベースなどでも確認できます。
 その一方で、JanJanBlog筆者の三上英次氏は、2009年に発生したこれ以外の死亡事故1件についての情報をつかんで独自取材したということです。
 JanJanBlogの記事によると2009年8月、「関東地方の私立高校」で柔道部の合宿中、1年生の男子生徒が頭部を強打し死亡したといいます。生徒は柔道初心者でした。この事故は新聞報道されていない様子です。
 JanJanBlogでは事故概要について触れたのち、事故取材を通じて「今後の柔道指導について、いくつか気がついたことがある。」として、事故防止のための考察を記載しています。
 事故防止の考察の一つとして、事故の経過や教訓を明らかにする「情報共有」の問題を指摘しています。情報を共有し事故を教訓としていかない限り、同じ失敗が繰り返されて似たような事故が発生することにもつながりかねません。情報共有の問題についてはさらに積極的に実施していかなければならない課題だといえます。
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