中央教育審議会初等中等教育分科会は7月12日、公立小中学校の学級編成基準について、現行の40人より引き下げることを求める提言案をまとめました。


 財政状況などに配慮して具体的な数は明記されていませんが、35人以下学級が念頭にあるとみられています。また小学校低学年についてはさらなる引き下げを要請しています。
 現行の40人学級は1980年度に導入されました。一方で子どもや学校を取り巻く状況の変化によりきめ細かい指導が必要とされているとして、さらなる引き下げが求められてきました。
 自治体独自で部分的に少人数学級を実施している例は、多くの地域でみられます。導入している地域では、児童・生徒にきめ細やかに目が届くようになったなど教育効果の向上の声が報告されています。
 きめ細やかな教育を実施するためにも、国の基準としての早期の少人数学級の導入は課題となります。
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