京都府京田辺市立田辺中学校の男性教諭(55)が少なくとも2010年4月頃より複数回にわたり、顧問を務めるソフトボール部の指導中に生徒に暴力を加えたり「死ね」などの暴言を繰り返していたことが、8月17日までに明らかになりました。

教諭は事実関係を認め、動機について部活動への「指導」としたといいます。
部活動指導者が「指導」と称して暴力や人権侵害発言を繰り返す例は、競技の種類を問わず、これまでも多数問題化しています。また発覚したのかと思うと悲しくなります。こういう事件はいい加減に根絶しなければなりません。
また加害教諭は、校内で人権教育主任も務めているということです。人権擁護の取り組みを先頭になって進める立場の人物が率先して人権侵害をおこなっている――こういう状況は、学校教育や社会の現状を最悪の形で表しています。
過去には人権団体を自称しながらも実態は人権侵害者集団というべき勢力の息のかかった教師が、生徒へのいじめ行為に加担した事例もありました。今回もそういう事例ではないかという危惧を感じます。
(参考)
◎教諭、生徒に「死ね」田辺中人権主任が体罰も(京都新聞 2010/8/18)
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