広島市が制定を目指している「子ども条例」について、広島市は条例案の説明会を開催することを決めました。市内8行政区ごとに会場を設け、10月中に順次開催するということです。


 「子ども条例」については市議会の一部議員・会派や一部団体などの反対が強く、市議会への条例案提案が先延ばしされるなどして実現に至っていません。反対派の主張は「行き過ぎた権利の主張を招く」などとしているということですが、条例案をみればそのような危惧は考えられないものです。
 むしろ「条例が制定されても気を抜けばいつの間にか骨抜きにされる危険性があるので、骨抜きにされないように不断の努力が必要」という視点からの危惧を感じなくもないですが、それはもちろん条例そのものを否定するような根拠にはなりえません。
 反対の声については、事実関係を対峙することで打ち破っていく必要があるといえます。条例の中身が広く知られることで、市民世論が広がっていくことを願います。
(参考)
◎来月から子ども条例の説明会(中国新聞 2010/9/25)
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