北海道音更(おとふけ)町の町立中学校で柔道部顧問を務める男性教諭(40)が、部活動の指導中に男子生徒を蹴りつけていたことがわかりました。

教諭は10月25日、部活動の練習の一環としてウサギ跳びを指示しました。しかし1年生の男子部員が練習に対して疑問を表明したということです。

教諭は生徒の指摘に感情的になって蹴りつけました。生徒は手でかばおうとして右手薬指を骨折したということです。

スポーツ・健康科学の専門家からは、ウサギ跳びは体を痛める危険性があるからおこなうべきではないと指摘されています。これは20年以上前から言われ続け、もはや定説・常識の域となっているような内容だといえるでしょう。しかし、いまだにこのような指示を出している指導者がいたこと自体が驚きです。

しかも生徒が疑問を出したことの方が正しかったにもかかわらず、逆上して暴行を加えるなどなんということでしょうか。気に入らなければ暴力を加えるという発想自体が非常識極まりないものであり、本来なら犯罪行為にも相当するものです。

(参考)
◎うさぎ跳びやる意味あるの?にピキッ柔道部顧問生徒骨折させる(スポーツニッポン 2010/10/30)
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