児童養護施設に入所している女子児童を自宅に短期滞在させた際に体を触るなどしたとして、強制わいせつ罪で逮捕された滋賀県甲賀市土山町の里親(62)について、大津地検は11月10日、処分保留で釈放しました。


 地検は理由を公表していません。
 事件は2009年8月に発生したとされます。児童は普段は児童養護施設に入所していますが、里親家庭へ数日間ホームステイさせる滋賀県の事業により容疑者宅を訪れていました。
 被害にあった児童は2010年3月になり施設側に被害を申告し事件が明らかになりました。事件から被害申告までに時間が空いたことについては、児童が「里母(容疑者の妻)に迷惑をかけるかもしれない」と被害申告をためらっていたといいます。容疑者は10月21日に逮捕されました。
 子どもの心理などからみれば特に不自然なところもないような行動ですが、刑事裁判としてはこういうのは不自然と判断されてしまう傾向があります。容疑者も否認しているから立件も難しいと判断されてしまったのでしょうか。
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