勤務先の愛媛県松山市立中学校で生徒指導と称して平手打ちの暴行を加えた上、体を触るなどしたとして、愛媛県警松山東署は11月24日、同校音楽科教諭(39)=愛媛県東温市西岡=を暴行と県青少年保護条例違反の容疑で逮捕しました。

事件は2010年9月25日に発生したということです。朝登校してきた女子生徒に対して、「校則違反があった」として別室に呼び出し、平手打ちを数十回加えました。さらに同日夜には、生徒を自宅に送り届けるとして車に乗せ、車内で体を触るなどしました。

調べによると同教諭は、暴行の事実関係については認めていますが、わいせつについては否認したということです。

わいせつの事実関係については現時点では何ともいえませんが、少なくとも暴行についてはきわめて悪質です。わいせつ容疑とのセットだったので逮捕にまで至ったという側面はありますが、生徒への暴行単独でも、本来ならば刑事事件として扱われてもおかしくない行為であることはいうまでもありません。

暴行事件についての厳正な対処と、またわいせつ行為についても徹底的な事実関係の究明を求めます。

なおこの教諭の勤務校は報道では明らかにされていませんが、松山市立北中学校だと判断できます。2010年度の吹奏楽コンクール関係の資料で、松山市立北中学校の吹奏楽部顧問として容疑者と同名の人物の氏名が掲載されています。またテレビニュースに映った勤務校の校舎の映像と、松山市立北中学校の校舎の写真も一致しています。
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