鹿児島県内の公立中学校教諭が生徒に暴行(いわゆる「体罰」)を加えて厳重注意処分を受けた直後に教頭に昇進した問題では、問題の人物は教頭として赴任した学校でも生徒に暴言を吐き不登校などに追い込んでいたという続報が報じられています。


問題の教頭は2007年2月、教諭として勤務していた学校で生徒4人に暴行を加えたとして口頭注意処分を受け、直後の2007年4月に教頭として別の中学校に異動しました。異動先の学校でも2007年11月、3年生の女子生徒に対して「おまえは邪魔だ」などと暴言を吐きました。暴言を受けた女子生徒はショックで不登校になり、自傷行為を繰り返しているということです。
ひどい話です。このような人物は教師としての資質すら問題視されるべきものです。しかし所管教育委員会が暴行の事実を知りながら教頭にふさわしいと推薦した上に、教頭としても暴言を吐いているのだから開いた口がふさがりません。
事実関係を徹底的に調査し、同種事件の再発防止、および問題の教頭への適切な対応を図っていかなければなりません。また問題の人物個人の問題だけではなく、教育委員会の体質上の問題で引き起こした事件だともいえるため、教育委員会の体質浄化も図らなければなりません。
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