全国的に特別支援学校の入学希望者が増加し、それに伴って学校の過密化や教室不足などが深刻化しています。


 埼玉県では新設特別支援学校や既存特別支援学校の分校の開校にもかかわらず、それを上回る勢いで教室不足が進行しています。また新潟県でも特別支援学校の不足が見込まれ、保護者らが学校増設の請願をおこなっています。
 特定の地域だけの局地的な現象ではなく、全国的な傾向だということです。特に知的障害児を対象にした高等部の特別支援学校でその傾向が顕著になっています。
 児童・生徒減少で統廃合が検討される小中学校・高校も全国的に珍しくない一方、特別支援学校の需要は増大しています。希望者が殺到し、特別支援学校の新設も全国的に進んでいます。一方で希望者の増加に学校新設などが追いつかず、過密化や教室不足などの実態も生まれています。これらの実態は、教育条件の低下を招くことにもなり得ます。
 財政面などの問題もありすぐには困難というケースもあるのかもしれませんが、希望者全員を受け入れられる体制をとっていくことは重要だといえます。
(参考)

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