『読売新聞』2009年5月23日付『「自由過ぎて」私服不人気…千葉県立小金高、制服再導入へ』に、興味深い内容が掲載されています。


 記事によると、今の中学生は私服より制服を好む傾向があり、高校選びにも影響を与えていると指摘されています。
 一度制服を廃止して現在は私服通学となっている千葉県立高校では、近年は受験倍率が低下傾向をたどり、定員割れも危惧されるほどになったということです。人気回復のための方策の一つとして、2011年度新入生からの制服の再導入を予定しているということです。
 またある埼玉県立高校では、かつて一度制服を廃止しています。その後受験生からの人気が低下傾向にあったものの、2003年に制服を再導入して以降は受験倍率が高まる傾向にあるということです。
 学校の制服というものは当たり前のようなものでいて、存在意義や導入の経緯などは考えてみれば極めて不思議なものです。近年の「制服回帰」ともいうべき現象の詳細や、制服回帰の傾向があるのならその要因として何があるのか、興味がそそられます。
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