大阪府教育委員会は7月17日、全国学力テストの市町村別成績を一部を除き開示すると発表しました。


 成績開示の情報公開請求をおこなった人物が非開示に不服を申し立て、大阪府情報公開審査会は2009年6月15日に開示を求める答申をおこなっていました。
 しかし都道府県別の成績公表ですら、過度の競争と序列化を生み出しているのは明らかです。また市町村別成績公表をおこなった他県や、地域の統一学力テストの地域委別・学校別成績を公表しているところでも、同じような弊害が生まれています。
 開示賛成者は「過度の競争と序列化は空論」などと主張しているということです。しかし過度の競争と序列化は事実で、「ない」という主張こそが机上の空論だということは、これまでの事実で裏付けられています。
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