いわゆる「学校裏サイト」での中傷などの「ネットいじめ」に対し、各地の教育委員会が対策を取っています。

 秋田県教育委員会では、民間業者に委託して「ネットいじめ」を監視する「あきたスクールサイトウオッチャー事業」を9月にも開始するとしています。

 また三重県教育委員会では、2009年6月中旬~7月の「ネットいじめ」監視結果をまとめました。県内の公立中学校・高校関係の「学校裏サイト」やプロフ(自己紹介サイト)・ブログが約6200件見つかりました。6200件の中には問題のないサイトも相当数含まれているということですが、問題のある書き込みが約300件発見され、特定の生徒への中傷や個人情報記載など特に危険度の高い書き込み83件を削除要請したということです。

 三重県の例では、情報教育の進んでいる職業系高校では問題のある書き込みが少ないということです。「問題のある書き込みを発見して対策を取る」というのも重要ですが、同時に「問題のある書き込みをさせない」という観点の取り組みも並行してすすめていくことが必要になってくるといえます。
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