アメリカ合衆国での調査によると、言葉のいじめを受けた生徒は成績が上がりにくくなる傾向があることがわかりました。


 イリノイ大学がアメリカの高校を対象におこなった結果だということです。CNN(web、2009年9月3日配信)で報じています。
 記事では以下のような結果が紹介されています。
米教育省の記録から抽出した全米の高校約650校の2年生約1万人を対象にアンケートを実施。その結果、約5人に1人が「学校で同級生から言葉によるいじめを受けることがある」と答えた。いじめを受けるとできる生徒でも成績が上がりにくくなり、遅れがちの生徒は一層ついていけなくなるという。
男子生徒の方が女子生徒よりも言葉のいじめを受けやすく、特に私立校でその傾向が強いことが判明。人種別にみると、自分はできる方だと考えているアフリカ系米国人の生徒ほど、言葉によるいじめを受けやすいことが分かった。

 そのような傾向になりそうだということは直感的にわかりますが、統計的な調査によって改めて裏付けられる形になったといえます。いじめ被害が心身に影響を与え、学業にも悪影響を与えるのではないかということを示唆しています。
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