岐阜県瑞浪市立瑞浪中学校で2006年10月、当時2年生だった女子生徒が同級生4人からのいじめを苦にして自殺した事件がありました。この事件について、遺族が加害者4人を提訴する方針を固めたと「中日新聞」が報じています。


 「中日新聞」2009年11月7日朝刊「いじめた4人を賠償提訴へ 岐阜・瑞浪の中学生自殺から3年」によると、加害者は事件直後にはいじめを認めたものの、その後接触はなくなったということです。そのため遺族は、「相手側が心から反省し、娘の死に正面から向き合ってもらいたい」として提訴を決めたといいます。
 いじめ事件の事実関係が曖昧にされたまま風化されていく、そのことで加害者はまるで何事もなかったかのように振るまい、被害者や遺族は再び傷つけられることになります。加害者にとっては過去のことでも、遺族にとってはいじめの被害は現在進行形です。
(参考)
◎いじめた4人を賠償提訴へ 岐阜・瑞浪の中学生自殺から3年(中日新聞 2009/11/7)
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