熊本県教育委員会は11月12日、県内の公立中学校・高校・特別支援学校を対象にした「学校裏サイト」の実態調査結果を発表しました。

 8月21日から10月2日までの間に、487件(中学校100件・高校387件)の不適切書き込みが見つかったということです。いじめや中傷の書き込みが27件見つかりました。また無免許運転をほのめかすような不適切書き込みも1件見つかっています。このほか、氏名や電話番号の公開など個人情報の書き込みなどもあったということです。

 熊本県だけが特別というわけではなく、この手の調査では全国的に似たような結果となっています。またいじめについてはこの数年、ネット上での中傷を苦にした事件などもいくつか発生しています。

 ネットモラルについては、適切な指導や対応が強められなければならないでしょう。

 その一方で、大人の側からネット上で中傷をおこなっているケースもあります。例えば、生徒への暴力事件やわいせつ行為などを起こした教師本人と思われる者やその支援者と思われる者が、加害行為正当化と被害者中傷のサイトを開設している例もいくつか当方で把握しています。子どもの問題だけではなく、大人も含めてモラル向上が求められています。

(参考)
◎学校裏サイト 不適切書き込み487件 公立中高など265校 県教委調査 いじめや不法行為は28件(西日本新聞 2009/11/13)
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