国際教育到達度評価学会(本部:オランダ・アムステルダム)はこのほど、「国際数学・理科教育動向調査」の結果を発表しました。


 調査によると、日本の子どもは国別順位では上位に来ているものの、勉強が楽しいと答えた中学生は世界平均より10ポイントほど低いという結果になりました。
 「学力低下に歯止め」などという論調もみられますが、逆の分析をおこなう論者もいるため、「学力概念は一つのテストだけで絶対的に計測できるものではない。順位にこだわっても仕方がない」という基本を踏まえながら、結果をていねいに分析していく必要があります。
 「勉強が楽しくない」と答えた中学生が目立つことは気になり、新学習指導要領で打ち出された学習量増加の方針でそういう傾向が進むのではないかということが懸念されます。
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