大阪市東住吉区の大阪市立田辺中学校で2005年夏、サッカー部顧問の男性教諭が部活動指導中「プレッシャーを克服する」と称して「PKに失敗したら全裸ランニング」と命じ、失敗した生徒に実際に全裸ランニングを強要した事件がありました。大阪市教育委員会は2007年9月13日付でこの教諭を停職2ヶ月の処分にしました。また校長についても「マスコミ報道で明らかになるまで事件を2年近く隠していた」として文書訓告処分にしました。


大阪市教委の処分は甘すぎるのではないかと感じます。該当教諭については、実名を公表して懲戒免職処分にすべきでした。また刑事告発も検討されるべきです。
全裸ランニングの強要自体が考えられません。また同時期に、部活動で全裸ランニングを命じたとして大きく報じられた事件として、愛媛県の小学校のバスケットボール監督・岡山県の高校野球監督の2名がいました。いずれも逮捕・起訴されて、愛媛県の全裸ランニング強要監督は実刑・岡山県の高校野球監督は執行猶予付きの有罪判決です。それと比較しても今回の処分は、実質的に何も処分していないに等しいということです。停職処分が切れたあとには何事もなかったかのように大阪市内のどこかの学校に復帰しているということを考えると、非常に危険です。
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