アメリカ・ロードアイランド州の中学校で、珍事件が起こったそうです。
中1宿題で米警察大捜査 作文に「米大統領襲撃」(『共同通信』2006/2/3)

 【ニューヨーク2日共同】米ロードアイランド州の中学1年生の男子生徒が、どんな1日を過ごしたいかを作文にする宿題に「ブッシュ大統領襲撃」などと書いて提出、地元警察や大統領を警護するシークレットサービスが捜査に乗り出す騒ぎとなった。ロイター通信が2日伝えた。
 この生徒は大統領のほかに、小売り大手ウォルマート・ストアーズの幹部や人気司会者オプラ・ウィンフリーさん襲撃にも触れた作文を書いて提出。学校側が警察に通報したとみられるが、襲撃方法などについて具体的記述はなかった。
 米人権擁護団体の全米市民自由連合(ACLU)は、宿題への対応に捜査当局が関与するのは「重大で不適切な言論の自由の侵害」と批判した。

 作文の内容は、あくまでも「どんな1日を過ごしたいか」という希望を述べる内容で、襲撃の具体的な方法論に触れたものではないようです。こんなものは日本の感覚では、「いくら何でも、そういう内容はしゃれにならないからやめるように」などと、教師が生徒を注意するだけで済むでしょう。

 日本的な感覚では、「生徒の行為は不適切だが、教育的な観点で対処すればよく、捜査当局が動くほどのものではない」と思われるのですが、世界にはいろいろな事件があるものです。
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