宮崎県小学生バレーボール連盟などが、不適切な練習を強要し部員の小学生に熱中症を発症させたとして、同県延岡市の小学生バレーボールチーム指導者の男性に対し、指導禁止5年の処分を出していたことがわかった。

 処分は2017年11月8日付。

 処分対象となった事故は2017年7月に発生した。チームの全体練習中に「気持ちが伝わってこない」として、この児童を対象にした個別練習を命じた。水分補給などをさせずに練習を続けさせた。児童は熱中症を発症し、病院で手当を受けたという。

 連盟などが関係者への聴き取りなど事実関係を調査し、「一歩間違えば命に関わる危険で不適切な指導だった」と認定した。指導者は事実を認めているという。

 高温の条件下で、水分補給をさせないというのは、とんでもないことではないか。このような誤った練習方法がいまだにまかり通っているのは、危険なことである。

 当該の指導者への厳しい処分は当然だとしても、このような行為を「指導」としておこなうこと自体をなくしていく必要がある。

(参考)
◎レシーブ練習続け熱中症、監督を指導禁止5年(読売新聞 2017/12/18)
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