新潟県教育委員会は7月10日、下越地方の新潟県立高校3年の男子生徒が2018年6月下旬に自殺したと発表した。いじめがあった疑いもあり、調査を進めるとしている。

事件の経過


新潟県教委の発表によると、この生徒は2018年6月27日に所在不明になり、翌6月28日に遺体で見つかった。

いじめを受けていたと訴えるメモが見つかり、学校側が同級生らに聴き取りをおこなったところ、いじめを受けていた可能性が浮上しているという。

新潟県教委は調査結果がまとまり次第、遺族側に説明したいとしている。また7月12日に記者会見を予定し、この時点で把握した状況を説明する方向だという。

現時点では第一報的な発表とそれに基づく報道ではある。しかし、いじめがあった可能性が高いと判断されているということになる。詳細について引き続き調査をおこない、遺族側に対して誠実な対応をしていくことが望まれる。

(参考)
◎新潟県立高の男子生徒が自殺 いじめ被害を示すメモ残す(朝日新聞 2018/7/10)
◎新潟県教委 高3男子、いじめ苦に自殺か 重大事態に認定(毎日新聞 2018/7/10)


※続報(2020年1月31日):新潟県立高校3年生徒自殺「いじめが自殺の背景」調査報告書公表

http://kyoukublog.wp.xdomain.jp/post-20710/

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