大阪市立中学校で女子バレーボール部顧問を務めていた教諭が、生徒の顔面にボールをぶつけたり人格否定の暴言を吐くなどの行為を繰り返していたことが、10月4日までにわかった。

 報道によると、2018年8月16日におこなわれた他校との練習試合の際、試合内容に不満を持った教諭は、「お前のせいで負けた」などと言いながら生徒の顔面にボールをぶつける暴力行為をおこなった。

 保護者が抗議して発覚した。学校側の調査で、当該教諭は長期間にわたり、部員全員に対して人格否定の暴言を常習的に繰り返していたことも確認された。

 学校側は当該教諭を顧問から解任した。大阪市教委は、教諭の処分を検討しているという。

 教諭はこれらの行為を認め「怒る指導が中心となり、指導方法を誤った」などと話しているという。しかしこんなものはとても「指導」とはいえない。感情にまかせた暴力行為、人権侵害である。

 このような行為をした教諭への厳しい処分は当然であろう。同時に、このようなおかしな「指導」がまかり通ってきた背景についても検証されるべきである。

(参考)
◎教諭が体罰で生徒の顔にボール 大阪市立中学女子バレー部で(共同通信 2018/10/4)
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